タブレット端末の配備
児童生徒一人1台の学習者用タブレット端末は、小学校263校、中学校112校、特別支援学校5校に対して、約16万台配備しています。高等学校については、BYODによる実施を進めていきます。
※BYOD(Bring Your Own Device)は、個人のタブレットなどの端末を学校教育で活用すること。
指導者用タブレット端末は、小学校、中学校、特別支援学校および高等学校の授業を担当する教員に対して約9千台配備しています。
また、各校種の入学から卒業まで一人1アカウントを児童生徒全員に割り当て、学習に必要なAIドリル、探究学習・協働学習システム、コミュニケーションツールなどといったサービスをすぐに使える状態にして導入しました。これにより、すべての児童生徒に対し、「個別最適な学び」と「協働的な学び」を支える環境を提供し、市全体で主体的・対話的で深い学びの実現をめざした授業改善を推進します。
ネットワークの整備
児童生徒一人1台の学習者用タブレット端末および指導者用タブレット端末、さらには、高等学校のBYODの導入を見据えて、約19万台の端末が接続できるネットワーク環境を整備しました。
校内LANの整備については、小学校、中学校、特別支援学校および高等学校において、高速大容量通信に対応したものに張り替えるとともに、各学校においてすべての普通教室と体育館を含めた特別教室に無線AP(アクセスポイント)を設置し、校内LANの高速化と無線化を行いました。
大型提示装置の整備
小学校、中学校および高等学校の普通教室に、大型提示装置を整備しました。児童生徒一人1台の学習者用端末とあわせて利用し、教室内の授業や外部との交流学習など、児童生徒同士の意見交換や発表などを通じて、互いの学びを高め合うことができるようにしています。
学習ソフトの導入
■スカイメニュークラウド
□学習活動端末支援web システム
個別学習、協働学習など、幅広い場面で子どもたちの学習活動をサポートします。
子どもたちの作業の様子を見とったり、説明を加えたりすることができます。
ICT支援員の派遣
ICT支援員を希望する学校に派遣し、迅速なトラブル対応や、児童生徒に対する個別の操作支援を行うことで、安心して授業に取り組むことができるようにしています。
リーディングDXスクール事業(文部科学省)
https://leadingdxschool.mext.go.jp/
GIGAスクール構想に基づく端末整備は、全国的にほぼ完了しましたが、 ⾃治体間・学校間で端末活⽤に⼤きな
格差が⽣じており、また、一人1台端末を前提とした指導は全く新たな取組であるため、教育課程上の⼯夫や指導
技術が⼗分に確⽴していないことが課題として挙げられます。
この課題を解消するために、すべての都道府県および政令指定都市において、優れた実践の創出、普及・展開の
拠点となる「リーディングDXスクール事業指定校」が指定されました。一人1台端末とクラウド環境を活⽤した
効果的な教育実践を創出・モデル化し、地域や校種を超えて全国展開することにより、全国すべての学校でICTの
「普段使い」による教育活動の高度化の実現に資することを目標としています。
2024年度、名古屋市では、吉根小学校と吉根中学校の2校が指定校として、矢田小学校と矢田中学校の2校が協力校として参加し、実践を進めています。
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2023年度の取組
矢田小学校の取組
矢田中学校の取組
2024年度の取組
吉根小学校の取組
吉根中学校の取組