デジタル採点&データ活用で働き方改革にチャレンジしています
2021.12.24
本校では、採点支援システム「リアテンダント(大日本印刷株式会社)」を導入し、テスト採点の効率化を始めとした教員の働き方改革を進めています。
採点支援システムでは答案用紙をスキャナで取り込むことにより、PC画面上に同じ問題に対する生徒の解答を一覧に並べて、デジタルで採点することができます。解答を見比べながらマウスクリックで採点ができるため、赤ペンで一枚ずつ採点するよりも、大幅な時間短縮につながります。また、採点が終わった瞬間に、観点別も含めた集計点数を出力できます。
2学期から取り組み始め、既に多くの教員が小テストや定期テストに利用しています。デジタルで採点を行うための事前設定が必要ですが、使い始めてみると、やはり着実な効果がありました。実際に使った教員は、「最初は大変。しかし、2回目からはとても楽になる。慣れれば、集計の時間まで含めて3分の1程度の時間削減が見込めます。赤ペンでの採点より負担感が圧倒的に小さく、1時間目にテストをして、放課後に返却することも可能です。」と述べています。
この働き方改革のチャレンジは、テスト採点の効率化がゴールではありません。デジタル採点では、採点終了と同時に正誤情報がデータ化され、可視化されて活用・分析できる状態になります。このデータを活用することで、生徒一人ひとりの状況に合わせた具体的指導へつなげようと試行錯誤しています。
解答用紙をスキャン
解答を見比べながらデジタル採点
公開授業の振り返りでデータ活用方法を説明