NAGOYO School Innovation

名古屋市立八幡中学校

活動の記録

英語音読教材を活用し、生徒が能動的に学んでいます

2021.07.09

 本校では、英語音読教材(カラオケEnglish)を授業で活用しています。中学校で学ぶ文法例文をイラストを見ながら理解し、音声を聞いてくり返すことで、「聞く」「話す」力を身につけていく教材です。生徒一人ひとりに合ったレベルを、自ら選択して学ぶことができます。

 7月の公開授業では、英語音読教材を活用して文法項目の音読を行いました。まずは一人ひとり自分の発音をチェックしながら文法の型に慣れ、次にグループに分かれて「地球温暖化対策で自分がやっていること」をテーマに話し合うとともに、先ほどの文法を活用して英語で表現しました。知っている表現を組み合わせるだけでは、なかなか豊かな英語表現まで至りませんが、自分が言いたいことを翻訳ツール等のサポートを得ながら英作文することで、考えを表現し伝えることができるようになります。難しいテーマでしたが、生徒たちはテーマについてよく考え、自らの考えを積極的に英語で表現し、伝えようとしていました。

 英語学習においては、情報を入れるインプットだけでなく、表現をしたり発表をしたりするアウトプットも重要です。英語音読教材を活用して音読をくり返したり、翻訳ツールを活用して英作文をつくったりすることで、能動的にアウトプットの練習ができます。また、同英教材では自分の発音を録音して発音例と比較することもでき、客観的に自己評価しつつ、よりよい発音を追求することができます。教師は生徒の進捗状況を確認することができるため、必要なサポートへつなげることができます。

 今後も、生徒が能動的に学ぶことができる英語音読教材での音読を取り入れるとともに、自らの考えを伝える機会を増やすことで、「思考する集団」を育む授業を追究します。

英語音読教材「カラオケEnglish」を活用した学習が進んでいます 画像1
英語音読教材「カラオケEnglish」を活用した学習が進んでいます 画像2