NAGOYO School Innovation

名古屋市立八幡中学校

活動の記録

3年生進路学習 自分らしい生き方(キャリア観)を探究しています

2021.06.11

 本校3年生の進路学習(別名 ドリカムプロジェクト)では、①進路に関する様々な知識を得るとともに自分が何をしたら良いか学ぶ進路説明会等、②「自分は何のために学ぶのか?何のために働くのか?」等、自分らしい生き方(キャリア観)の探究を進めています。この中で、マッチングプロジェクトの事業者(一般社団法人ひらけエデュケーション)が教員と共に、探究のサポートをしています。

 4月に「自分自身がどうなりたいのか」を考え、5月に「自分の可能性を感じて進路を決めていく-心理学・脳科学からのアプローチ-」のワークショップを開催しました。ここでは、心理学や脳科学の様々な研究から、自分自身の可能性の見つけ方や、自己肯定感を高めるために必要なことなどを伝えました。生徒アンケートでは、「頑張った自分を認めてあげてもいいんだと思った。」「自分の良さが見つかった。」などのコメントが多数あり、多くの生徒が自分の可能性を見つけるきっかけになったようです。

 また、6月には全国の各地域で学びについての講演活動をしている文部科学省の廣田貢氏をお招きし、未来に夢や希望を持って生き生きと活躍し続けようとする姿勢を育成するため、「なぜ学ぶのか」を生徒と一緒に考えるワークショップを行いました。廣田氏からは、新国立競技場の建設に携わったときに挫折したが様々な人と協力して業務をやり遂げた経験もお話いただき、生徒には世界と未来を変える力があるというメッセージが伝えられました。生徒アンケートでは、「”勉強なんてする必要があるの?”と考えるより、将来どう役立つのか考えて勉強していけば良いと思った。」「何事も決めつけず、挑戦して自分の可能性を広げていきたい」など、生徒たちは将来に向けて学ぶことを意義を自分なりに考えるきっかけになったようでした。

 2学期以降も引き続き、生徒自身がキャリア観を探究していく取組を進め、八幡中学校の努力目標である『思考する集団』を目指していきます。

3年生の進路学習の中で、生徒自身がキャリア観を探求するための取り組みを行い、『思考する集団』を目指しています 画像1
3年生の進路学習の中で、生徒自身がキャリア観を探求するための取り組みを行い、『思考する集団』を目指しています 画像2