NAGOYO School Innovation

名古屋市立山吹小学校

活動の記録

ICT支援員のサポート

2023.01.24

 山吹小学校はICT機器の先行導入校としての位置づけもあるので、8時30分から16時30分までの時間帯で、週4日間ICT支援員が学校内に常駐しています。導入初年度となる昨年度は、中心的に進められる先生方との話を重ね、授業におけるICT活用の提案やサポートが主に行われました。2年目となる今年度は、職員室に常駐することは減り、授業時間中には校内を巡回したり、事前に依頼のあったクラスの授業支援に入ったりしています。
 支援の内容は多岐にわたり、単純なトラブル対応もあれば、授業中の活用の際のフォローなど様々です。こうした要望に応えられるように普段から先生方とも子ども達ともお互いに気楽に話ができる関係性づくりを大切にしているそうです。例えばタブレットを使って資料を作る際には「写真を載せる時は、画面上で調整するだけでなく、カメラで撮る時に画角も気を付けると良いよ」というような知識も伝えるように心がけているそうです。何気ない質問にもできる限り丁寧に答えたり、役立ちそうなアイデアを具体的に伝えられたりすることで、よりICT活用に積極的な姿が子ども達にも先生方にも増えているそうです。

先生と児童がICTを用いてやりとりする様子

↑先生と児童がICTを用いてやりとりする様子

 また、昨年は週に3人のICT支援員が入れ替わりで入ってサポートをする形態であったのが、今年度は同じICT支援員が4日間常駐する様になったので、とても助かっているという声は多くの先生方から聞かれました。ICT機器を活用することで仕事内容が軽減され効率化につながると分かっていても、なかなか手が出せないという悩みは、教育現場に限ったことではありません。分からない時にサポートしてもらえるICT支援員が常駐するという仕組みは、今後もより一層教育現場に広がることが期待されます。