めざす子ども像を共有するためのワークショップを実施しました
2021.05.31
山吹小学校では、「個別最適な学び」と「協働的な学び」を実現する学校づくりに向けて、実践研究を進めています。その一環として、日本イエナプラン教育協会主催による定期的な教員研修を行っています。
5月31日の教員研修では、本マッチングプロジェクトのゴール像の検討と、その共有を目的にワークショップを実施しました。
めざす子ども像の言語化を行い、教員間で共通の目標を設定し、それを踏まえて新しい学びに取り組んでいくことで、今回のプロジェクトの効果を高めていくことが狙いです。
多くの参加者が自らの考えを出し合い、相互に共有しやすいよう、以下のような進行の工夫をしました。
まず、1~3年生の教員と4~6年生の教員で分かれて座り、めざす子どもの「自立した学び手としての姿」と「共に学ぶ姿」を言語化して個別に付箋に書き出します。
次に、書き出した付箋をグループ内で共有し合い、分類します。その後、1名を残して、テーブルを移動し、他のテーブルでのディスカッション内容を相互に共有し、必要に応じて考えを付け加えます。
最終的に、「自立した学び手としての姿」として、探求、自己調整・分析、選択、計画性、責任感等のキーワードや、「共に学ぶ姿」として、お互いの尊重、互いを知る、よさを生かす、助け合う等のキーワードが出てきました。
参加した教員からは、「あまり具体的なイメージが出てこなかったテーマについても、他の意見を聞くことで、考えの幅が広がり、整理できた」などの声が上がりました。
今回出てきた内容をふまえて、より一層「個別最適な学び」と「協働的な学び」の実践を重ね、めざす子ども像に迫っていきます。