AI教材を授業に取り入れ個別最適な学びを実現(北高等学校)
北高等学校では10月に一人1台のタブレットが導入されました。数学ではAI教材Qureous(キュレアス)を試行導入し、授業で活用しています。
1コマの授業を「前時の復習の小テスト(7分)」「プリントによる演習(15分)」「Qureousを活用した個々の理解度に合わせた演習(24分)」と構成。一斉授業の良さも残しつつ、個々のAI教材活用時間を充実させました。生徒もより主体的に授業に向き合い、意欲的に学びを進める姿が増えたそうです。
「Qureousを活用した個々の理解度に合わせた演習」は、生徒一人一人の理解度に応じた最適な問題が出題されることや解説動画が充実している点が生徒に好評です。教師が主導する授業では、一人の先生が個々の生徒に応じて個別指導することに限度がありますが、Qureousを活用して生徒が自己主導で学びを進めることで、その問題は大幅に解消されます。授業ではグループに分かれて課題に取り組み「ここが分からないから教えて」と画面を見せ合いながら生徒同士が学び合う協働的な姿もあちらこちらで見られました。
AI教材は、生徒側(それぞれの生徒が自分にあったペースで学ぶ)と教師側(それぞれの生徒に合わせて学びを支援する)の両面から個別最適な学びにアプローチすることができます。生徒たちが熱中してそれぞれの課題に取り組む様子から、個別最適な学びが実現できることを感じることができました。
↑Qureousを活用した個々の理解度に合わせた演習を行う様子
数学科教諭の感想
「Qureousを活用することで個々の学びの最適化が行われ、生徒の意欲が向上しているのを実感しています。今後は、生徒の学習履歴を一層活用することで、きめ細かな指導に役立てたいと考えています。」
生徒の感想
「演習では自分の苦手な問題をQureousが出してくれるので弱点克服に役立つと感じます。友達や先生に質問する時に、どこから分からないのかを画面を見せて伝えることができるので便利です。」