「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて(富田高等学校)
富田高等学校では過去2年間ナゴヤ・スクール・イノベーションのモデル校として「主体的・対話的で深い学び」の実現に向け、外部と協働してICTを活用した授業を実践してきました。10月25日の公開授業では、数学、文学国語、化学基礎、日本史、情報、音楽、論理・表現の授業が公開されました。
数学
「ハノイの塔」のブラウザ版ゲームを利用して漸化式を活用した事象の一般化に取り組みました。段の数の増加と最小移動回数の関係性を、アニメーションによって視覚的につかむことができていました。ゲームを活用することで難しい課題にも挑戦しようと意欲的に取り組む姿が多く見られました。
文学国語
修学旅行の思い出を俳句にし、ロイロノートを活用してグループ内でお互いの作品を鑑賞し合いました。ロイロノートを活用することでグループ内の発表が円滑に進められました。自分が俳句に込めた想いと仲間が俳句から感じた想いが異なることから、俳句で伝わる感情や情景が必ずしも同じにはならないことに気付き、表現することの楽しさを感じることができていました。
化学基礎
納豆の粘り成分であるポリグルタミン酸を抽出し、それを用いて水をろ過する実験をグループで行いました。タブレットを活用して実験の手順や記録(写真・動画)を行い、グループで見通しを立てながら実験を行いました。また、教科横断的な学びの実現に向けて、この実験の結果をコミュニケーション英語の時間でプレゼンテーションを行う予定になっています。
日本史B
幕藩政治について調べた内容をスライドにまとめ、グループ内でお互いにスライドを見せ合いながら協働的に学び合いました。同じテーマでも解釈の仕方に違いがあることが分かり、活発な意見交換が生まれるグループがいくつも見られました。授業のまとめでは、ロイロノートを活用して、クラス全体の考えを共有しました。
情報Ⅰ
「電卓はコンピュータなのか?」に対する答えをグループでまとめて発表しました。グループ内でそれぞれWriter、Designer、Presenter、Managerの役割に分かれ、Google Documentを用いて協働編集を行いました。発表はGoogle Jamboardを使用し、クラス全員の意見を短時間で共有することができていました。
音楽Ⅱ
ドイツ語で「春への憧れ」の歌唱に取り組みました。タブレットを用いることでドイツ語の発音を確認したり歌詞の朗読の視聴を聴いたりしたりすることが可能となり、ドイツ語の言葉の抑揚を意識しながら歌うことができました。授業の中でタブレットをお互いに見せ合って取り組んだり、振り返りにはロイロノートを活用したり、ICTを積極的に活用する生徒の姿が見られました。
音楽Ⅱ
ドイツ語で「春への憧れ」の歌唱に取り組みました。タブレットを用いることでドイツ語の発音を確認したり歌詞の朗読を聴いたりすることが可能となり、ドイツ語の言葉の抑揚を意識しながら歌うことができました。授業の中でタブレットをお互いに見せ合って取り組んだり、振り返りにはロイロノートを活用したり、ICTを積極的に活用する生徒の姿が見られました。
論理・表現Ⅰ
分詞の文法を理解し、共同学習を目的とした「ジグソー法」を取り入れた学習活動に取り組みました。自分が調べてきた事項をペアに教えたり音読をしたり、ペアが復唱する時にはスライドを提示したり音声を録音したりするなど、ロイロノートを活用する姿が見られました。普段から、学習内容の定着を目指して、ロイロノートを活用した反転学習に取り組んでいます。