NAGOYO School Innovation

名古屋市立稲永小学校・名古屋市立野跡小学校

活動の記録

オンライン語学支援の様子(その1)

2022.12.20

 野跡小学校には、母語が日本語ではない児童も多く在籍しています。2022年11月より、児童の日本語のレベルに合わせたオンライン語学支援を開始しました。今回はその取組を紹介します。

 野跡小学校では、以前から、母語が日本語ではない児童に対し、語学支援を行っていました。その語学支援は、通常のカリキュラムとは別枠で行うため、小規模の学校である野跡小学校においては、教員のやりくりが大変でした。また、日本語の指導に長けた教員のみが行うわけではないため、試行錯誤しながら語学支援を進めていました。

 このような背景の中、2022年11月にオンライン語学支援が始まりました。対象は、母語が日本語ではない児童のうち、特に支援が必要となる児童です。児童は、日本語の習熟度にあわせて、「まがも」、「うみねこ」、「いなほ」、「はつほ」の4つのグループに分かれます。日本語の習熟度が低い「まがも」と「うみねこ」のグループでは、毎週月曜日、水曜日、金曜日の3回、オンライン語学支援が行われています。一方、支援が必要であるものの日本語の習熟度が進んでいる「いなほ」と「はつほ」のグループでは、毎週火曜日、木曜日の2回、オンライン語学支援が行われています。なお、オンライン語学支援は、3年生以上が対象であり、1・2年生は、対面での語学支援を継続しています。

オンライン語学支援の様子

↑オンライン語学支援の様子

 オンライン語学支援は、「NPO法人 青少年自立援助センター YSC Global School」とともに行っています。4つのグループにわかれた児童は、それぞれのグループの先生と日本語の習得に取り組んでいます。