稲永小学校 ICTを活用した算数科の個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実
本年度、「子どもたち一人ひとりが、仲間と共に、できる喜び・楽しさを実感することができる授業づくり」を校内研究のテーマに掲げる稲永小学校で、6月16日に算数科の授業公開が行われました。
稲永小学校では令和3年度からnavimaを導入し、算数の授業における個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実を目指し、様々な機能を有効活用しています。「マイドリル」を活用し個々の習熟度に合わせた学びに対応したり、「習熟度ヒートマップ」では、個々の習熟度を細かく把握したりしています。また、「学び合いツール」では手軽に子どもたちのの解答を共有してスムーズな交流も実現しています。こうした積極的なnavimaの活用は、標準学力調査の結果において正答率の高まりが見られるほど、学校全体の習熟度の高まりにつながっているそうです。
今回公開された授業の様子を紹介します。
4年生「垂直な直線や平行な直線を見つけよう」の授業では、タブレットで各自が問題に取り組んだのちにロイロノートで自他の考えを交流しました。「学び合いツール」を 活用した交流の前に、自分の考えに自信がある子は青色のカード、やや自信がない子は黄色のカード、分からないまたは自信がない子は赤色のカードを出すことで、ペアやグループでの交流をスムーズに行うことができていました。
6年生「資料の数値やその比べ方について考えよう」の授業では、三つのグループの記録の比較の仕方について、近くの席の友達とお互いのタブレットの画面を見せ合いながら交流し、様々な比べる方法を見つけることができていました。その後「マイドリル」に全員が取り組み、習熟度に合わせた問題に熱心に取り組む姿が見られました。
どの授業でも「分かった!」「できた!」という、いきいきとした子どもたちの明るい表情が印象的な活気のある授業でした。