NAGOYO School Innovation

名古屋市立前津中学校

活動の記録

普通教室が、特色あふれるわくわくワークルームへ生まれ変わりました

2022.01.14

 本校では、わくわくをコンセプトに、普通教室をリノベーションしました。
 子ども一人ひとりの興味・関心や能力、進度に応じた「個別最適な学び」と「協動的な学び」の一体的な充実のためには、一斉授業に主眼をおいたこれまでの学習環境(普通教室)だけでなく、子どもの多様な学び方に焦点を当てた新たな学習環境の整備が必要です。学びに楽しさやわくわくする気持ちを感じ、「観る」「聴く」「話す」「感じる」「考える」そして「動く」が活発になる場を目指し、特色あふれる3つのワークルームが出来上がりました。

■Leaf Room(リーフ ルーム) ~柔軟に変化するワークルーム~
 多様性のある家具を、柔軟に変化させながら活動することができます。ステップベンチは移動がしやすいため、好きな場所へ集まって話したり、ホワイトボード前へ集まって発表をしたりすることができます。シンプルな四角い箱のため用途が限定されず、座る以外にも様々な使い方ができます。また、移動式のテーブルは模造紙を広げてもゆとりのある大きさで上下昇降ができるため、座ってじっくり話しながら大きな資料を作成したり、テーブル間を移動し、意見を交わしながら立ったまま作業をしたりすることもできます。メインカラーは、爽やかなグリーンです。

■Sky Room(スカイ ルーム) ~レイアウト自由自在のワークルーム~
 ひとり用の家具を、場所や姿勢を自由に変化させながら活動することができます。生徒数分のひとり用上下昇降テーブルと折りたたみ式椅子があり、非常に軽く移動がしやすいため、ひとりで集中して考えたり、グループで集まって話し合いをしたり等、活動に合わせて自由自在にレイアウトすることができます。また、折りたたみ椅子は省スペースに納めることができるため、皆で立ってテーブル毎移動しながら活発に議論をすることもできます。メインカラーは、穏やかなブルーです。

■Sand Room(サンド ルーム) ~様々なグループに対応できるワークルーム~
 グループ用の家具を、状況に合わせて変化させながら活動することができます。大きめの可動式のテーブルが複数あるため、テーブル1つを囲んで2~3名の小グループで話し合いや作業をしたり、テーブルを2つ以上連結させて大人数グループで活動したりすることもできます。メインカラーは、暖かなベージュです。

 さらに、壁面は天井まで届くホワイトボードで、アイデアや話し合いの記録を自由に描き残すことができます。床はメインカラーに合わせたカーペットで、気分を切り替えてのびのびと活動することができます。授業時間外での活用も進み、生まれ変わった3つのワークルームから、多様な学びがどんどん生まれています。

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