社会科教育の視点から　探究、ICT活用を考える

　関西学院初等部教諭宗實直樹先生を講師に迎えて、名古屋市の教員向けの第1回学習会を開催しました。この学習会は、学びの転換期にある教員の意識改革やスキルアップを進めていくため、市立学校園の先生方を対象に今年度は年6回の開催を予定しています。

　これからの社会の中で求められる力を育むことを目指し、ICTを活用した探究的な学びの実現が求められています。名古屋市においても一人１台のタブレットを導入し、各学校において授業の進め方の工夫改善の取組が行われています。講師の宗實先生には子どもたちが学習課題と向き合えるように「問い」をどのように立てるのか、「学習計画」をどのように作らせるのかなど、個別最適な学びの実現に向けたご自身の社会科授業での実践例を中心に具体的なお話をいただきました。

　終了後の質疑応答では、ICTの活用に伴って変わる評価の仕方や指導の工夫など、会場からたくさんの質問が出されました。参加した先生方からは「問いの立て方を分かりやすく教えてもらえた」「ロイロノートの効果的な活用の仕方が分かった」「ICT活用の具体が分かった」「職場の仲間と学んだことを共有したい」といった感想が聞かれ、今後の学校での取組が期待されます。