第2回 ナゴヤ・オープン・キャンパスを開催しました
「ゆるやかな協働性の中で自律して学び続ける子」の育成実現を目的とする学習会「第2回ナゴヤ・オープン・キャンパス」を8月7日に開催しました。募集定員を大きく上回る応募があり、急遽会場を追加して、120名の方に参加いただくほどの反響でした。
今回のテーマは「子どもの話し合う力が伸びるファシリテーション講座」で、ホワイトボードミーティング🄬の手法を全国の先生方に広めている株式会社ひとまちの講師3名による約3時間のグループワーク等を行いました。
第1部は、主体的・対話的な学びを深める授業を進めるために、子どもたちの意見の引き出し方や、子どもたちが互いに意見を尊重し合える関係づくりの方法、子どもたちの対話をより深めていくための教師のファシリテーターとしての役割の重要性や注意すべき点など、具体的なファシリテーションの手法を学びました。
第2部は、一般の企業でも活用される、グループの話し合いをスムーズに進めるためのフレームワークを体験しました。定例進捗会議(10分)、役割分担会議(10分)、企画会議(10分)をグループに分かれて行い、ファシリテーションの手法そのものの有効性を体感しました。
参加された方が積極的にワークに取り組み「これは授業では活用できそうだね」「学級の中でも今度やってみよう」等、グループで自然にディスカッションが盛り上がる様子がたくさん見られました。中でも若い先生が先輩の先生に目を輝かせて質問をする姿が多く見られたり、休憩時間にも互いの取り組み等を紹介し合う交流が自然に生まれたりするなど、積極的に学ぼうとする姿がとても多く見られました。
参加された先生方の声を紹介します。
■小学校高学年担任の先生
普段から子どもたちに向き合う中で生まれる「これで良いのかな?」という疑問や不安の解決につながるようなヒントをたくさんいただけた気がします。多くの学校から先生方が参加されていて一緒に想いを共有するようなこともできたし、刺激もたくさん受けました。参加して良かったです。
■小学校低学年担任の先生
今年初めてクラスを担任しているのですが、小規模校にいるので普段はなかなか誰かに教えてもらう機会が無く、この学習会に参加しようと思いました。大学の頃に学んだことでも、実際の現場でそのまま活かせることは少なく、先生になってもこのように学べる機会があることがありがたいなと実感しました。他校の先輩の先生方と一緒のグループになって話せたこともとても勉強になりました。
講師のちょんせいこ氏