ビジネス・ブレークスルー大学斉藤徹先生を講師に迎えて、名古屋市の教員向けの第3回学習会を開催しました。

　斉藤先生には、「スクール・イノベーションを実現する組織づくり」というテーマでお話をいただきました。斉藤先生は、30年に及ぶ起業家、経営者としてのビジネス経験に基づき、知識基盤社会における組織の在り方を提唱されています。お話は、①時代の変遷（工業社会から組織社会へ）、②組織の変遷（統制組織から自走組織へ）、③成功の循環（関係・思考・行動の高め方）、④対話の時間（チーム対話と質疑応答）の流れで進みました。先生は、社会が指数関数的に変わっているにもかかわらず、組織はリニアにしか変化していないと考えられています。市立学校園の職員が、学校園内のチームづくりに意欲的に取り組めるように、お話してくださいました。

↑第3回学習会のねらい

　変わり続ける社会では、前例踏襲の管理型組織では様々な課題にうまく対応できないため、変化から学ぶ「学習する組織」を目指す必要があります。それは、学校園にも当てはまります。「新しい学びを取り入れたいけれど、それぞれの先生が進む方向が統一できない」「理念を教職員で共有したいけれど、どうしたらいいだろうか」といった悩みを抱えている先生方が多く参加され、斉藤先生との質疑応答の時間はあっという間に過ぎていきました。参加された市立学校園の先生方の、今後の学校園での取組が期待されます。