ワークショップ「こんな学校で学びたい!」を開催しました。
3月18日に、なごのキャンパス体育館にて、ワークショップ「こんな学校で学びたい!」を開催しました。小学生から高校生とその保護者が参加され、学校でどのような学びをすすめてほしいか、市教育委員会に提案する場となりました。
ワークショップは、アイスブレイクではじまりました。簡単なゲームを2つ行うことによって、初めて出会った人同士、世代を超えてコミュケーションを取ることができるようになりました。
次に、参加者全員で3本の動画を見ました。1本目は、山吹小学校が行っている「YST(山吹セレクトタイム)」に関する動画、2本目に前津中学校が行っている「地域社会をフィールドとした探究学習の取組」に関する動画を見ました。そして、最後に、向陽高等学校が行っている「総合的な探究の時間」に関する動画を見ました。生徒、児童によっては、自分の通う学校と異なる学習の取組があることに、驚きや戸惑いを感じていました。
↑ワークショップ「こんな学校で学びたい!」の様子
アイスブレイクと動画の視聴を終えたあと、各世代に分かれて、「名古屋の学びはどうなってほしい?」かについて対話を行いました。対話のあと、各世代の代表者により発表を行いました。ここでは、その発表の一部を掲載させていただきます。
(小学生の声)
・ 苦手なこともグループで行うことで、克服できるかもしれない
・ グループ活動を行う際に、仲間外れを作らない仕組みを作ってほしい
(中学生の声)
・ 自分の学校でも、こういう取組(探究学習)を進めてほしい
・ 自分で計画して進めていくことは、大人になってからも必要なことであるので、早い段階から始めることはよいことだと思います
(高校生の声)
・ 好きなことを集中して学べることは、モチベーションアップにつながるのでやってみたい
・ 昔からの教育観が定着している教員や保護者に受け入れてもらうのは難しいのではないでしょうか
・ 中学受験や高校受験など、教科や範囲が決まっている試験に対応できるか不安がある
・ グループワークだと、自分のやりたいことができるとは限らないので、グループ学習と個人の学習のいずれの時間も確保してほしい
(保護者の声)
・ 市内のすべての学校で同じように行うことは難しいのではないでしょうか
・ 企業や大人とのコラボレーションは、有意義と考えているのでぜひ進めていただきたい
・ グループ内で助けることや教えることは、自分のためにもなるので、教育の場でこれができることはいいことではないでしょうか
ワークショップの最後には、新しい学校づくり推進室が有識者の方々と作成を進めている「ナゴヤ学びのコンパス」の紹介を行いました。今回、参加いただいた方々からの提案や意見も、「ナゴヤ学びのコンパス」の取り組んでいきます。