NAGOYO School Innovation

つながるプロジェクト

活動の記録

上社中学校、上社小学校の取り組み

2024.01.26

 中学校ブロックが1小1中の両校では、「思いを伝える 思いを受け止める児童生徒の育成」を共通目標に掲げて「つながるプロジェクト」に取り組んでいます。
 上社小学校で行われる「上社スポーツフェスタ(運動会)」では、4年前から毎年6年生が思いを伝える表現活動としてソーラン節に取り組んでいます。今回、両校では「つながるプロジェクト」の取組の一つとして、小学6年生が昨年度「ソーラン節」を踊った中学1年生の前で踊りを披露し、アドバイスをもらう交流会を行いました。両校の先生方は掲げた共通目標を意識して、子どもたちが踊りや言葉などの表現方法で互いの思いを伝え合い、受け止め合う活動を促す声掛けや支援をしていました。

 交流会では、まず始めに小学6年生全員がソーラン節を披露しました。その後、15の小集団に分かれてグループ交流を行いました。「姿勢を低くするだけでなく、指先まで真っすぐすることを意識すると良いよ」「当日は緊張するけど、みんなの前で踊るのはいつまでも思い出に残るから全力でやれるようにしよう」など、中学1年生からの具体的なアドバイスに、小学6年生は真剣な表情で耳を傾けていました。また、言葉のやりとりだけではなく、中学1年生が全身を使って踊りを表現しながら小学6年生に自分の思いを伝えている姿が印象的でした。

 交流会の最後には、小学6年生のソーラン節が自信に満ちた躍動感が感じられる踊りに変わり、表情もいきいきとしていました。1年生や周りの教職員からは自然に大きな拍手が沸き起こりました。交流会を終えた6年生からは「先輩が具体的なアドバイスをくれたり、励ましてくれたりしてすごいうれしかったです。スポーツフェスタに向けて、もっと頑張ろうという気持ちになれました。」という声が聞かれました。また、1年生からは「緊張して真剣に踊っている姿を見て感動したし、アドバイスを一生懸命聞いてくれてうれしかったです。たくさんの人の前で踊るソーラン節は緊張するかもしれないけど、スポーツフェスタでは素晴らしいソーラン節が披露できると思うので、自信をもって頑張って欲しいです。」という励ましのメッセージが送られていました。
 交流会が終わって体育館から出ていく際にも、「ありがとうございました!」「頑張ってね!」という明るく元気な声が飛び交い、笑顔で手を振り合う姿が見られました。ソーラン節を通して、互いの思いを伝え合い、受け止め合った充実感を児童生徒が感じ取っている様子がうかがえました。

交流の様子

交流の様子

交流の様子

交流の様子

スポーツフェスタ当日の様子

スポーツフェスタ当日の様子

スポーツフェスタ当日の様子

スポーツフェスタ当日の様子

スポーツフェスタ当日の様子

スポーツフェスタ当日の様子